高貴の若宮をめぐる佳人ふたり、純愛の瞳を濡らす和の宮、燃える乳首を悲しく抱く情熱の侍女・夕秀、朱雀門の奥深く繰り広げる華麗哀切の悲恋絵巻!　　生まれながらに父・仁孝帝を知らぬ和の宮と、母を知らぬ侍女・夕秀とは、夕秀の父の陰陽師、熊の倉友房の占いによって、出生後間もない頃から同じ桂の御所で起居を共にし

原作は山崎豊子の同名小説。大阪船場の足袋問屋の若旦那が女性遍歴を重ね、大阪商人としての土性ッ骨を培って行く姿を描いた作品。

帝大教授酒井俊蔵の恩情で立派な教育を受けた早瀬主税は、兄妹のようにして育った酒井の娘妙子が自分に恋をよせているのを知り、これを受けては義理ある先生にすまぬと、酒井家を出た。そして魚屋めの惣の世話で、かねてから恋仲だった柳橋の芸者お蔦と、先生には内証で世帯を持った。かつての酒井先生の情人で、妙子の実の

A shadow warrior who is a mirror image of the real thing!　　Was the one killed on the battlefield the real one or an imposter!　　Yesterday's peasants ar

長谷川伸の同名小説を「沓掛時次郎(1961)」のコンビ宇野生男と松村正温が共同で脚色、これもコンビの池広一夫が監督した股旅もの。撮影は「婦系図」の武田千吉郎。出演は「女と三悪人」の市川雷蔵、中村玉緒など。長谷川伸の三大戯曲と言われる「中山七里」は市川雷蔵の舞台デビュー作品でもある。　　江戸は深川の名

「忍びの者」シリーズ第三作。釜ゆでの刑から徳川方に密かに助け出された石川五右衛門は、秀吉を倒すよう命令される。